ホームページを開けるのが久しぶりになりました。
リサイタルから3か月も過ぎました。
今になってですが、忘備録のように足跡を残しておきたいと思います。
67才でリサイタル。それも、かなりハードなプログラム。
それが、1か月前頃から鼻炎が酷くなってきて、何軒も耳鼻科を梯子して薬を試してみたけど一向に治らず。
耳まで違和感が出てきて体調は不安そのものでした。
歌うと耳にぐわ~んと響くのでそう何時間も歌えず、これが益々不安へとストレスが倍増。
特に「よだかの星」は通すと30分かかる超大作。一日に1回通せばよい方で、なかなか最後まで歌いきれていなかった。
歌えきれてないという不安がまたストレスになり、それが鼻炎の症状を改善されないという悪循環。
リサイタルは自分のメンタルとの戦いだと思う。
言葉を読む練習しかできない日が続いた。
本番10日ほど前、川西の菊さんのお宅をお借りして「ランスルー」をした。この時、なんとか人前で最後まで歌い通すことが出来た。
通せたことが心の支えになって、なんとかやれる!と思えた。
友人のアドヴァイスも有難かった。
1人ではない、皆に支えられてリサイタルをするのだと思えたこと、それが大きな支えとなった。
朗読のお手伝いをしてくれた友人にも感謝です。
それからなにより、ピアニストの田中君には多大な感謝です。
和音がはまらない、パルスわからなくなる不安、もちらん歌詞も落ちまくり・・・。
そのなか、彼が適格なアドヴァイスをくれて、本番も、何度も危ない局面をサポートしてくれたことは、感謝の言葉では言い尽くせない。
今になって、もう一度やりたい気持ちが沸いてきている。特に「よだかの星」をもう一度歌いたい。
懲りないんだよな。あんなに苦しんだ一か月だったのに、本番は楽しかったし~!
私も聴衆の方も、会場全体にエネルギーが満ち溢れていた。会場が一体となれた満足感。
このリサイタルのあと確かに歌い方が変わった。
この年でもまだ変化できる面白さ!
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