母のこと

私の母は、奈良の病院に入院中です。

先日、また骨を折ってしまって、今度は大腿骨が折れているので手術になりました。

認知症が進んでいるので自分のしていることに理解がいかず、ベッドを乗り越えようとして折ったのか、定かではないのですが。

折れていてもさほど痛みを感じず、手術あとも痛いと言わず、平気で足を動かすし、ご飯は完食!手のかからない患者さんで、手術後2週間で驚くほど回復しました。

ただ、相変わらず、目をつむったままわけのわからないことを言って、まったく私のことはわからないし、母なのだけど、まったく別人の母が寝てるだけです。

 

昨日は、ちょっと母のことを思ってしまいました。

 

最近、まともな会話がなくなってしまった夫婦はちょっと関係が気まずくて、こんな時、娘に電話したいなあと思うのだけど、用もなくかけるのも気が引けるし・・・。

 

そういえば、母も用もないのによく電話をかけてきたなあ~。

留守電によく母の頼りなさそうな声が入っていました。

きっと、寂しかったのだなあ・・・。

 

もっと優しくしておくのだったと後悔します。

 

今、見舞いにいっても全然私をわかってくれない。

哀しいかな・・・。

 

今日は京都市内で来週のコンサートのリハがあるので、帰りに奈良へ回って、母の顔を見にいこうという気になりました。