ベル音楽サロン ワンコインコンサート第1弾は、私の声楽の生徒さん第1号だった、村上亜紀子さんのソプラノリサイタルに決まりました。
来年3月21日3時から開催します。
昨日は、その打ち合わせに来てくれました。
亜紀ちゃんは、高校の時に教えていた生徒さんです。
私が声楽を教え始めた最初の生徒さんで、どうしたら声が出るようになるのか暗中模索でレッスンしていました。
声帯が薄くて短くて、薄っぺらい声しか出なくて、受験のために連れていった先生には、声楽に向いていから諦めるように散々言われました。
でも、本人は同志社女子大にとても憧れて、非常に苦労して入学しました。
それから、いろんな先生の手ほどきを受けて、声が見違えるように豊かになり、毎年の3月の発表会では一年の成果を聴かせてくれています。
来春、専攻科を卒業します。
私からの卒業祝いに、ここでリサイタル開催することをプレゼントしました。
体を鍛えていくとあの薄っぺらかった声帯が立派になっていったそうです。
亜紀ちゃんを見ていると、何事も諦めてはいけないということを教えられます。
運動選手のようにトレーニングを繰り返して歌う体を作り上げた亜紀ちゃん。
あのJRの脱線事故で同級生を亡くし、彼女の分まで歌っていこうと決めたと、涙ながらに熱く語ってくれた亜紀ちゃん。
豊かになった声で、歌への想いを精一杯表現してくれたらいいと思います。
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