キャバレーコンサート終わりました

あとどれだけ・・・を意識するようになって、記録のためにも写真を撮ろうと思っていたのだけど、結局、本番のドサクサでまたしても写真が撮れなかった・・・。

このコンサートはまったくいつもの歌曲のコンサートと違います。

その人の持ち味が出るコンサートで、趣向をこらして、出演者それぞれが体当たりの舞台をしています。

 

今回私は、早替えに挑戦。

1曲目は、「Une ile」孤独の島

ナポレオンの流刑の地、セント・ヘレナ島でのナポレオンの心情を歌にしていますが、誰も顧みない島に一人佇む様子を出そうと、シースルーのブルーのドレスで、1点スポットの中、裸足で地面に倒れこんで歌いました。

 

2曲目は、ドレスを脱いで、黒の喪服ドレスで「愛の讃歌」を。

本番前日、哀しい知らせが届きました。

コーラスの生徒さんのご主人がお亡くなりになったと・・・。

私の歌うアメイジンググレイスを気に入ってくださっていて、いつもコーラスの本番が終わった後、ニコニコとご挨拶に来てくださっていた方。

とても仲の良いご夫婦で、急にご主人を亡くされ奥様はどんなに辛い思いをされているか・・・。

私はこの「愛の讃歌」はこのご夫妻に捧げようと、精一杯の想いで熱唱しました。

 

3曲目は、「回転木馬」

一転して、ミニスカートにピンヒールで、風船もって登場!

それが、この早替えに失敗して、「愛の讃歌」でかなり気合入れて歌った後だったので、袖の暗い中で、早替えの順序をとちってしまって、気が付くと、ピアノは私が登場する1小節前を弾いてる!

それも、なんか、いつもと音が違うし?

でも出ないと!と、

バルン3つをふかふかと浮かせてミニスカートで登場すると、場内は一気にテンションが上がって、うわ~~~!

とはいえ、完全にピアノとずれまくっているし、どこ弾いているのかわからないし、歌詞はむちゃくちゃ!!!

それでも、客席は喝采で大変な盛り上がり!

もう手当たり次第に、歌い、踊りまくる。

あんなに必死に覚えた歌詞はしっちゃかめっちゃかになったけど、

歌いながら客席回って、風船手渡して、お客さんと握手して・・・

すごい盛り上がりの「回転木馬」でした。

 

実は、キャバレーコンサートはもう10回目。

結構、この舞台はハードで、私のようなおばちゃんにはとてもきつくて、もう今回限り!と決めてました。

六甲に通うのももう今年限りか・・・と思うと感慨深いものがあって、

私のような年齢になると、仕舞い支度も必要か・・・とも思えて。

ですが、ここのオーナーと話していると、ここの常連さんで、昨年やはり60代の若さで亡くなられたお医者様がいらしたそうで、その方は、毎年聴きにいらして私のファンでいてくださったそうです。

そんな方がいらしたと聞くと、嬉しくて、結局お目にかかれずでしたが、私の歌を受け止めてくださる方がいるというのは、続けないといけない使命のように思えてきます。

先生にも涙ぐみながら諭されて、もう少し自分に鞭打たなくてはいけないのかなと。