しばらく休みます。

実は、来週、目の手術をします。1週間の入院です。

そのため、しばらくこのホームページをお休みします。

レンタルの貸し出しも、只今、予約の方以外はお申し込みをお断りさせて頂きます。退院して体調が戻ったら、またご報告いたします。

悪しからず、ご了承ください。

 

昨日は、この体調不安定な中、芸文のコンサートでした。

非常に難しい、プーランクの精魂込めた作品「ある日ある夜」

精神の不安定な毎日で、十分に睡眠が取れず、最悪のコンディションで、声のコントロールがまったく出来ず、リハでは本当に逃げて帰りたい心境でした。

暗譜の不安はないのですが、歌うことの不安です。

声が揺れる、ピッチが決まらない・・・。

どんどん自分を追いつめていき、心の制御ができない不安。

 

この曲はピカソの絵を見るような9曲。

このなかには、過去の幻想や恐怖、想像を超えた絶望やまた祈りが入り混じっていますが、底辺には、これほどはないという愛が流れています。

私は本番前、生きる幸せを歌おうと決意して臨みました。

すると、本番前、あれほど痛かった首や、肩のはり、歯のうきがす~と抜けていき、会場の静寂とともに不思議な空間で歌えました。

ここの会場の皆さんと、この場にともにいる幸せをつくづくとかみしめた瞬間でした。

生きるとはこういうことなんだと思いました。

終わったら、先生や出演のみなさんに大きな拍手で迎えてもらって、感動的だった!!!と、こういう曲だったのね!と言ってもらえて、大きな幸せを感じました。

 

たいした手術ではないのですが、今は、切実に、生きる・・・てことを考えます。

ひと区切りの演奏会が無事に終わって、今から入院の準備です。