新年早々、何年かぶりの大風邪を引きました。
10日、突然に声帯の下あたりに違和感があり、風邪かな・・・と思っていたのだけど、なんとかごまかして、11日、コーラスの練習に行った。
でも2時間の練習の最後くらい、突然に歌えなくなった。
痰が絡まって声が出なくなり、途中で切り上げる。
帰ると体が熱っぽく、これはインフルエンザなのかしら?と思い、
連休明けに病院で検査してもらったけど陰性。
声が出ない。歌えない。教えられない。
身体はあまりしんどくないけど、歌い手である私が声が出ないのはかなり辛い。
声帯の奥が腫れあがり浮腫がおきているらしい。
そのうち、咳が出始める。
咳は声帯にとっても悪い。
とまらない咳。
そのうち、膿のような黄色い痰が出始めたのでこれでよくなるか・・・と思ったけど、この痰が出ても出ても治まらない。
出るわ出るわ、どれだけ痰が絡んでいたのか・・・と思うほど出る。
それも、夜中に喘息の発作のように出るからたまらない。
苦しみにあえぐ日が続く。
1週間ほどして、急に寒気がして、そのあと一気に38度5分まで熱が上がって、そのあと、一気に熱も下がった。
東洋医学の鍼の先生は、
「毒素は出してしまった方がいい。薬で抑えつけてはだめだ。風邪も引けない体は、健康ではないよ。
たまには、風邪をひいて、体の膿を出した方がいいよ」っておっしゃる。
とはいえ、今は本番が無いから良かったようなものの、声が出ないのはかなりつらいし、咳も辛かった。
やっと、昨日あたりから、咳も治まってきた。
でもまだ、声は元通りになっていない。
どうも声帯は、咳に対して防御反応を起こして、身を固くしてしまうようだ。
声帯が前のように柔らかく反応してくれるには、もっと呼吸を取り込んで、横隔膜から息を流し込んで、筋肉を柔軟にしてやらないといけないのだろう。
少しづつ呼吸を広く深く取って練習を開始した。
自分の声じゃない、不思議な声がまだ鳴っている。
こういう経験は、また教える時にも役に立つかな。
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