60回目の発表会

連休最後の日曜は、小さいとき習っていたピアノの先生の60回目の発表会と懇親会が京都であり、参加してきました。

私が4歳から中学1年生まで習っていたピアノの先生です。

今年は先生88才米寿です。

先生28歳の時から60年間、毎年かかさず発表会を行ってこられ、ガンの手術で入院された年も、発表会をしなくては!、と退院してすぐレッスンをはじめたとおっしゃいます。

今は、娘さんがピアニストとして活躍されているので一線からは退いてられますが、今年も二人の生徒さんと連弾をされました。


ステージに出てこられた先生はすっかり痩せられて、少しよたついて歩かれたので心配したのですが、ピアノの前に座られたらすっかり昔の先生で、ピアノのタッチは深く、音は若々しくよく響いて、指もよく動いて音楽は歌って、このお年とは想像できない力強い演奏でした。

今でも毎日2時間ピアノの練習をしています・・・とおっしゃいます。

もう感服でした。


ちょうど5月3日が母の1周忌で、部屋の片付けをしていたら、昔の発表会のプログラムがどっさり出てきました。

私は、5歳、第8回が発表会デビューだったようです。

バイエルと小品を弾いています。

ちょうど、同じ時期に習い始めた同級生が3人いて、3人親同士も仲良く、競い合って練習していました。昨日は3人で久しぶりに会って、昔のピアノのおけいこの思い出話に盛り上がりました。

週2回もおけいこがあったようで、とにかく進みが早くて、先生も親たちも熱心だったので、バイエルは幼稚園1年間で終わってしまい、小学1年生でブルグミュラーを、2年生でソナチネを、3年でソナタを弾いています。

生活の中心がピアノ、という毎日でした。


ピアノ科に進もうと思っていましたが、高校性の頃挫折したわけですが、今も初見は得意ですし、教えるときはすぐに伴奏を弾けますので、大いに役立っています。


継続は力なり!

私も生涯現役であれたら・・・と願いますが、それには努力と強い意志が必要でしょうね。見習わなくてはいけません。