コンクール

目下、コンクールが花盛りです。先日、初めて声楽の予選審査員を経験してきました。

コンクールは千差万別ですが、私が審査したコンクールは、他の人と競い合って優劣を比較するものではなく、努力したことが演奏に反映しているかを評価するコンクールです。圧倒的に大学受験の学生が多かったです。こういう趣旨なので、点数だけでなく、良かった点、改善したほうがいい点を、コメントしなければいけなくて、結構大変だったのですが、終わってみれば、私のつけた点が採用されたケースがほとんどでした。

まだまだ、勉強途中の方ばかりだったので、その人は、どういうトレーニングをしてきたか、よい指導をうけているかとか、なんだか、先生の顔が見えると言うのか、教え方の評価をされている気になりました。コンクールを受けるのは受験生本人なのですが、指導者もいかに生徒を導けるか、いつも問われている気がします。今、声楽で大学受験の高校2年生がいて、その生徒の将来がかかっているので、私も心して付き合わなければと思っています。

 

そうそう、受験を最初に世話した生徒は、今イタリア留学中ですが、夏休みで帰国してきたらしく、来週あいさつに来てくれるそうです。

嬉しいですね。いつまでも慕ってきてくれる人がいるということは・・・。