指揮は難しい

昨日は港区民音楽祭があり、コーラス出番の後、私は途中で退き、指揮者講習会に参加してきました。

昨日は、バトンテクニックの2日目で、今注目されている若手合唱指揮者の名島啓太先生の講習会でした。

今回は、先生考案の「ぞうさん」の童謡のヴァリエーション10例を一人づつ前へでて振るというもの。

童謡の歌だけど、裏拍からのリズム変奏やら、cresc. dem. rit. accel. アクセントに、テヌート、フェルマータと、たった8小節の曲に、表現記号がぎっしりで、これが自由に振れるとあらゆる曲のテクニックが身に付くといわれます。なかなか難しかったです。

指揮者の会は今年入ったばかりで、まだあまり様子が掴めていないのですが、どうも指揮の個人レッスンに通ってしっかりテクニックが付いている方もあり、私は自己流なのでついていくのに必死です。裏拍の入りが示せなかったり、フェルマータ―の後の処理が出来なかったり、まだ頭と手がちぐはぐです。

 

後半は実際の曲を振ってみましょう・・・となって、私の番が来たとき、せめて自分の音楽を伝えるように振ってみようと思って指揮をしてみると、先生から「非常に音楽性のある方ですね。その気持ちがビシバシと私に伝わってきます。普通ならそれで十分なのですが、もっと細かい表情の示し方ができればいいですね」と言われました。

そうなのですよ!音楽の気持ちはいっぱいあるのですが、それを示すテクニックが不足しているのです。

ひとえに右手4、左手2の降りを、体が自然に出来るまで繰り返すしかないかな。