手術以降

手術当日1月26日、早朝5時より看護婦さんが病室に来て、脈、血圧を測ったりと忙しい。

8時に娘と夫が到着。ブルーの手術着に着替えて、いざ出陣。

手術は3階。歩いて移動。大きな中央手術室の扉の前で家族に手を振って行ってくるね!と別れる。

不思議に少しも私に不安や恐怖はなかった。

手術室に入ったら、椅子が沢山並んでいてそこで待機。

これから手術を受ける人やスタッフで溢れていた。

一斉に8時30分から手術が始まるのだ。まるで、コンサート本番前の舞台袖のように感じた。

若い20台くらいの可愛い麻酔科医が二人、あいさつにきてくれた。

そして連れられて手術室⑤の扉に向かう。

中央に狭いベッドがひとつ置いてあって、そこに上向きになるように言われる。

空気は寒く冷蔵庫の中にいるよう。

そういえば、目の手術の時も手術室は異常に寒かった。

足元にビニールで覆われた電気毛布を掛けてもらってほっとした。

けど、私の足は長いので足先が飛び出る。足先が出るんですけど・・・なんかそんなことを口走ったような・・・。

掛けなおしてくれて、バタバタと心電図や計器が次々と体に張られていって。

では大きな深呼吸をしてくださいと言われて、2,3回したとこっろで意識がなくなったみたい。

突然急に騒がしくなって耳元で名前を大声で呼ばれて、???何事?と目を開けると手術は終わっていた。

まさか、もう終わったとは信じられなかった。

そのあと、また寝ちゃったのかあまり覚えがないのだけど、ものすごく早いスピードで担架ごと運ばれた記憶がある。

個室に運ばれ、何時?と聞くと11時30分くらいだったと思う。予定より早く終わりましたと・・・。

そのあと、またうつらうつらして、4時間が経った頃、立つ練習をしますと・・・。

酸素マスクを外してもらって、男性の看護師さんがつきっきりで私の体を起こしてくれて、10歩ほど歩いた。

そして、水を飲む練習。

これから痛むと思いますが、痛かったら痛み止めの点滴を入れてもらって下さいと。

このあと、病室に帰る。

まだ尿管がつながっていて、これがなんとも気持ち悪い。外してもらってトイレに行きたい気がするけど、夜中なので我慢する。

翌日朝

尿管が外れる。自分でおしっこが出来る快感を味わう。

痛いのを我慢せず、痛み止めを飲んででも自分で動いた方がいいと言われて、せっせとリハビリを頑張る。

寝ているのも、寝返りが出来ないから背中が痛むし、そうなれば少しでも起き上がった方がいいやと、ご飯も食堂で取るようにする。

辛かったことはあまり眠れなかったこと。

廊下側で、ちょうど照明が私の眼にあたり、眩しくて気持ちが休まらない。

反対側に向くにも傷口があるからそれを下にするわけにもいかず、寝る体位に苦労した。

夜は睡眠剤を飲んでも小刻みに4時間くらいしか寝れなかったので、体が重かった。

とにかく病院から早く脱出したかった。

幸い、熱が上がることもなく、傷口の治りも問題なかったので、手術3日目の29日月曜に退院できました。

まだ、おへその辺りの痛みはあって、それをかばうから背中が丸くなって、背中や腰が痛むけど、あと少しの我慢ね。

ただ、やはり下痢をしやすくなってます。

これもだんだんマシになるそうだけど・・・。

 

そうそう、執刀医は結局のところ誰か聞けず仕舞いだったけど、部長の柏崎先生と、小松先生、そしてレジデントの南先生3人が入ってくれはったようです。

その中の、南先生は研修医2年明けてレジデントとして勤務してはるそうだけど、さながら毎日病室をうろうろしていて、私の相談相手になってくれはりました。リハビリで廊下を歩いているときも、会うと、どうや?と聞いてくれて、お腹がぐるぐる言うんだけど・・・と言うと、じゃ、ちょっと病室行って診ようか・・・と気軽に病室に来てくれて、結構話し込んでくれはりました。

土曜も日曜も時間があったら朝早くからずっと病院に来てはるみたいです。

きっといいドクターにならはると思います。私が自分の胆嚢の画像見たい~というと、パソコン開けて見せてくれはりました。

思ったより大きくて、これは切り開いたところや~と言ってはりましたが、黄色がかかっていて・・・。

まあちょっと腫れてるけど普通やよと言ってくれました。

胆石の手術はこういった新米ドクターの研修に使われるのでしょうけど、まあ南先生で良かったと思いました。

急性期医療センターの消化器外科はガンの手術の方が多くて、長時間の手術になるので、胆嚢摘出手術はその合間に時間を取ってる感じで、手術の予定を組むのも大変なのだとか・・・。

南先生に、月曜に帰りたいというと、まあいいよ!という事で、退院の許可が降りました。

私にとって、入院生活はゆっくりできるところではありませんでした。

長患いをしたくないと痛切に思いました。

その為にも、日頃から健康に留意しなければなりませんね。

甘いケーキをタラフク食べることは慎まないといけません。

やはり再発もあるそうな・・・。

8日に診察受けて問題なければ完治になります。

早くお風呂に浸かれるようになりたいな。

 

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コメント: 4
  • #1

    年の功より (金曜日, 02 2月 2018 19:00)

    無事、手術・退院 おめでとうございます。
    ご無理なさらず、ゆっくりリハビリして下さい。
    お元気なお姿になられ、お目にかかれる日を楽しみにしています。
    そして、またレッスンお願いします!

  • #2

    アリンコ (土曜日, 03 2月 2018 07:30)

    退院おめでとうございます� 何気ない日常生活がどんなに貴重かは、入院したものにしかわかりませんね 私は数年前骨折で入院し20日後にお風呂に入れてもらえた時に涙がでました 早くお風呂での至福感を味わっていただきたいです
    ゆっくりリハビリ、その後はパワーアップして私達を指導してください

  • #3

    オーナー (土曜日, 03 2月 2018 10:55)

    年の功さん!
    ご心配おかけしました!手術から1週間たって、大分、体の動きが普通の人?っぽくなってきました!
    昨日は自転車にも乗ってみました。お腹に響きましたが・・・。
    8日頃からレッスンを再開します!
    お目にかかるのを楽しみにしています。

  • #4

    オーナー (土曜日, 03 2月 2018 11:06)

    アリンコさん!ありがとうございます。ほんとに健康でいることの有難みを痛切に感じました。
    動けない辛さは味わってみないとわかりませんね。
    私はまだシャワーのみで、8日に退院後の診察がありそこでお風呂の許可が出たらかな?
    早くお風呂にゆっくり浸かりたい~~~
    パワーアップして復活しますので、またレヴェル上げていきましょう!