演技、演出とは何ぞや?ということです。
オペラを降りて、演出家の大石さんがどう演出していくかを見れなかったは非常に残念で、来年の合唱劇をするためにも、演出家とはいったい何を考えて、何をしていくのか…という事を知りたくて、演出系の本を買いこんで読んでいます。
演出って、オペラや演劇の演出だけでなく、料理を作ることも演出だし、旅を考えるのもひとつの演出です。発表会もそう、曲選びもそう。
少ない回数のオペラの本読みのレッスンの中で、へえ~そんなことまで考えるのか・・・と思ったことがありました。
ひとつの言葉を発するにも、その人はどんな人で、どんな人生を歩んできた人なのか、なぜここでその言葉を言いたかったのか・・・と、あれこれ想像力を膨らませることの必要性。
なんか、それは、音楽を演奏するうえでもとても大事なことのように思いました。
先ほど、ホームページのコーラスのページにベルクールの演奏をアップしました。
音符を正しく、ハーモニーを綺麗に、音程正しく、そして綺麗な響きの声で歌うことは大切ですが、本当にハートを打つ音楽を奏でるには、その言葉の奥にある背景を考えて演奏しないといけないと思えてくるのでした。演者とコンテンクストを共有させる作業を演出家、指揮者がするのでしょう。自分のコンテンクストを広げる勉強が大事なんだと思いました。
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